日帰り前立腺生検
日帰り前立腺生検
PSA腫瘍マーカーが異常高値で、MRIで異常所見があると、確定診断をつけるために前立腺針生検を行います。
当院では、外来で安全に前立腺生検を行うため、局所麻酔による前立腺生検をおこなっております。いわゆる歯医者さんで治療前に行う麻酔方法です。前立腺の周囲組織に局所麻酔薬を注射してから、ガイド針を挿入し、そこからエコー下で針生検を行います。
当日は、受診から麻酔、準備を行い、生検は約15分前後で終了します。その後、約5-20分前後、休憩し体調が問題なければ帰宅の準備をして会計を行い帰宅します。当日の院内滞在時間は、約1時間30分前後です。当日は、無理をしないように指導していますが、翌日からは、合併症がなければ通常通り仕事が可能です。
前立腺生検の合併症としまして、血尿、精液に血が混ざる、前立腺炎などがあります。出血が多い際は、尿道バルーンを一時的留置する事もあります。
費用は、保険適用3割負担の患者さんで、約1万3,000円程度であり、入院の生検よりも負担が軽いことも患者さんのメリットです。
ひどい糖尿病をお持ちの方、抗凝固療法を行われている方は、入院施設のある病院での検査をおすすめしておりますので、御相談頂ければと思います。